近頃、テレビ・雑誌・インターネットなどで、よく目にする「VIO」という言葉があります。
まるで暗号のようでもあります。
エステや脱毛サロンの広告やホームページなどに「VIO脱毛」、「VIOライン脱毛コース」と記載されていることもよくありますが、この「VIO」とは、どういう意味なのかを一度、確認しておきましょう。
VIOとはアンダーヘアの箇所(パーツ)
「VIO」とは、アンダーヘアの脱毛で、必ず耳にする言葉です。
実は、エステの世界でアンダーヘアの脱毛処理をする際にアンダーヘアの生えている部分を示す言葉として作られた言葉で、「ヴィオ」ではなく、「ブイアイオー」読むのが一般的なようです。和製言葉なので、海外では通じません。
「V」、「I」、「O」の三文字がそれぞれ意味を持っています。
具体的にはVIOは女性の陰部周辺の形から、それぞれアルファベットのVとIとOの形に見えることから、正面からみた状態のデリケートゾーンを「V」性器の両サイドを「I」肛門周りを「O」と呼ばれています。
VIOとは、それぞれの頭文字をとった造語となっています。
エステではVIO脱毛などのように使われますが、簡単に言うといわゆるデリケートゾーンの脱毛のことです。
ただし、どこまでがV、どこからがI、というのはサロンによっても若干異なりますし、「ゾーン」よりVライン、Iライン、Oラインのように、「ライン」をつけているところが多いようです。
それでは、VIOそれぞれについて、アンダーへのケアも含めて、少し詳しく紹介します。
Vラインとは?
Vラインは、正面から見た状態のデリケートゾーンのことを指すこともありますし、いわゆるビキニラインのことを指すこともあります。
要は、Vラインは、前から見える部分です。
例えば、ビキニからはみ出る範囲を指すこともありますし、股の付根から骨盤の出っ張りを結んだ三角形を指すこともあります。かつては鼠頸部だけをそう呼んでいて、下着やビキニのラインからアンダーヘアがはみ出ないように処理をすることをVラインのケアと呼んでいたのですが、現在では正面から見た状態のデリケートゾーンで、ビキニやショーツのV字にそって生えている逆三角形のアンダーヘア全体を呼ぶことが多いようです。
同じように、Vライン脱毛と言っても、エステやクリニックによって範囲は様々です。
この部分に関しては、「ビキニからはみ出る部分のVライン」と「前から見えるアンダーヘアの部分のVゾーン」とに分けて考えた方が本当はわかりやすいかもしれません。
Vラインを処理すれば、水着を着たときにも、はみ毛にヒヤヒヤせずに済みますし、Vゾーンを処理することで下着が蒸れにくくなり、生理の時もかぶれにくくなるというメリットがあります。
Iラインとは?
Iラインの場所は下から見える部分で、足の付け根部分に沿っ女性器の両側を指します。
体育座りして見える股間部分で、足を開いた時の股の間の部分のことです。
粘膜に一番近い場所で、一番のデリケートゾーンすが、Iラインのアンダーヘアを脱毛することで、においを軽減したり、生理中のムレやかぶれ、雑菌の繁殖を抑える効果も期待できます。
また、この部分はハイレグやTバックなど、際どい水着や下着を着ける時に処理する部分です。
Oラインとは?
Oラインは肛門の周りの部分です。大体半径5センチくらいを指すようですが、
これもクリニックやエステによって微妙に範囲が違うようです。
Iラインと同様に脱毛することで衛生的なメリットがあります。